「木皿を作りたい」ー【子どもの「やりたい」をカタチにするプロジェクト
スタサポを利用する小学生の「木を彫りたい」「作るなら実用的なものがいい」という「やりたい」から、北大森林研究会の皆さんの協力のもと、「木皿を作りたい」というカタチ化を行いました。発案者の「多くの人と木を彫ることの楽しさを共有したい」という思いもあり、全部で6名の子どもが参加しました。
まずは丸く切られたキハダとクルミの木からどちらかを選び、彫刻刀で彫り進めていきました。最初はなかなか変化が見られず、本当にこれでいいのかなと不安をこぼしながらも、約2時間、コツコツと木と向き合いました。中には彫刻刀を持つこと自体初めてという子もいましたが、北大森林研究会の方から彫刻刀の持ち方や姿勢、彫り方のコツを聞いて、すぐにその通り彫ることができていました。
彫り終わった後にやすりがけをし、アマニ油でコーティングを施して木皿が完成しました。
削り取った木の香りを嗅いだり、滑らかになった表面を撫でたり、彫り進めるうちに気づいた木の模様を眺めて自分が作ったものだということを実感したりと、子どもたちが木に親しむ姿が見られて本当に良かったです。
発案者の子は、帰る時間が来るまで、今度はシラカバの木を彫ることに挑戦していました。
北大森林研究会の皆さんには、材料の提供から当日の作業まで多大なるご協力をいただきました。ありがとうございました。
【子どもの「やりたい」をカタチにするプロジェクト】
学習支援を通した関わりの中で、子どもの「やりたい」という声を聞いたり、潜在的に秘められた「やりたい」を見つけたりして、それらをカタチにしていくというものです。
これまでの「子どもの『やりたい』をカタチにするプロジェクト」の活動は、KacotamのWEBページ( https://kacotam.com/category/news_katachika )にて紹介しています。