新規事業「テラス」を支えるKacotamサポーター募集

既存の拠点型の活動(スタサポやゆるきち)を利用することができない子どもを対象に、個別訪問等により行う学習支援「テラス」を関係機関と連携して開始します。

活動背景

これまで地域に拠点をつくり、主にひとり親家庭や生活保護世帯の子どもを対象とした学習支援を10拠点で実施してきました。活動する中で、拠点型学習支援ではサポートしきれなかったり、途中で関わりが途切れてしまったりする家庭がありました。
①初めて参加する難しさ
過去の学校等におけるトラウマ的な経験や感覚過敏(特定のにおいや音に敏感になったり、複数の匂いや音が重なることに対してしんどさを感じたりなど)によって、同世代の子ども、複数人がいる空間にいることが難しい子がいます。それ以外に公共交通機関を利用できず通うことが難しい、不登校で外出することが少ないことから拠点まで来る体力がない、親が遅くまで働いているため子ども(特に小学生)の送迎することが難しいなどがあります。
②状況が変わることによる難しさ
小学生の場合は保護者が送迎します。保護者の職場の異動や転職によって学習時間と合わなくなってしまい、送迎ができないということが起こります。また、冬場は自転車を使うことができないため、雪が無い季節は子ども一人で来ることができていたとしても、冬になると来れなくなってしまう子もいます。さらに、保護者が精神疾患であることによって、その体調次第で来れるか来れないかが決まることもあり、子ども自身が学習の場に来ることを望んでいても、あきらめざるを得ない状況が生まれてしまいます。

事業名

その子に合った学びの場を仕立てたいという想いを込めて、テラス(Tailor Learning place Suited for the child)としました。

活動内容

学習支援

活動背景を踏まえて、子どもの状況や家庭状況に合わせて、子ども一人ひとりに合った学びの場を作ります。家庭訪問型と小規模拠点型の2種類の学びの場を提供します。時間は60分~90分、月4回程度実施します。また、活動を通して関わる中で得られた情報をもとに、様々な体験型学習につなげていきます。

  • 家庭訪問型:スタッフが利用家庭に訪問し、1対1で学習のサポートを行います
  • 小規模拠点型:利用家庭から近い場所を確保し、1対1で学習のサポートを行います

ソーシャルワーク

学習支援を通して関わる中で、本人や保護者からの相談を受けて、必要に応じて情報提供したり、必要な機関につないだりして、課題解決をしていきます。

寄付の年間目標金額

年間目標金額として315万円を目指しています。2023年度は、現体制で実施できるように最小限なもので実施していきます。2024年度以降はより多くの子どものニーズに対応できるように、専任職員を配置し、子どもの学習支援だけではなく、家庭が抱える課題を解決するための情報提供や関係機関への同行・相談などを実施できるように進めていきたいと考えています。そのために寄付で子どもの学びを支えるKacotamサポーターを個人・法人ともに募集しています。

  • 1,000円/月 月1回家庭に訪問して、一人の子どもに学びの機会を提供することができます
  • 3,000円/月 一人の子どものための小規模拠点を月1回提供することができます
  • 5,000円/月 一人の子どもの学びを継続的に支えることができます
  • 10,000円/月 一人の子どもに五教科の学習サポートに加えて、子どもの「やりたい」をカタチに    するプロジェクトを実施できます

寄付金の使途

テラスの対象となる子どもは、本心では誰かに話すことを求めていたり、よりどころとなる存在を求めていたりしても表面上は拒否され、関係構築に時間を要することが多くあります。そのような状況から開始するため、支援が受け入れられるまでに中長期的な関わりが求められます。そのため、継続的な資金と人材確保が必要不可欠であり、子どもと関係構築することで見えてくる課題を解決できるだけの関係機関との体制づくりも必要になります。そのためには専任職員を配置し、訪問できるメンバーの確保、確保した人材の研修を必要としています。

  • 人件費:2,484,000円(職員給与+社会保険料)
  • 交通費:576,000円(ボランティアメンバー交通費)
  • 教材費:60,000円(子どもの状況に応じて教材購入)
  • 研修費:30,000円(定期的に行うボランティアメンバー・職員向けの研修) 計:315万円

今後のテラスの展開

2023年~2028年にかけて札幌市内全域で行い、実施体制を整えながら、少しずつ関わる子どもの人数を増やしていきます。まずは12名の子どもが、五教科の学習サポートに加えて、体験型学習の機会提供、家庭の課題解決支援が受けられるようにしていきます。

2029年以降は江別市や苫小牧市など既存の拠点がある地域に広げていき、社会資源が少ない地域へと展開していきます。地域や家庭状況に関わらず、子どもが学びの機会が得られるような仕組みをつくります。

寄付について

寄付は下記から行うことができます。子ども一人ひとりに合った学びの場を一緒に作りませんか?

https://kacotam.com/donation/

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