「英検3級に合格したい」ー【子どもの「やりたい」をカタチにするプロジェクト】
英語がとても苦手だという高校生のAさん。
「大学受験に向けて、英検3級をまずはとらなくてはいけなくて……でも、一人で勉強を進めるのは難しくて、英検の勉強したいです!」
英語の得意なボランティアメンバーが集まり、Aさんのための英検対策チームを結成して、2019年9~11月のおよそ2ヶ月間、英検合格に向けた学習のサポートを計22回(64時間)行いました。
各回一対一でじっくりと学習を進めて行きました。
はじめの頃は基礎文法もおぼつかないところがありましたが、一次試験を直前に控えるころには、見違えるほどに。
鬼門だった英作文も、メンバーとあれこれ知恵を絞り、どんな題材でも使えそうなフレーズをしっかり身につけて試験に挑みました。
二次試験対策では、メンバーが試験官を模して、面接試験の流れに沿った練習や、リーディング、質疑に注力した練習をしました。
「〇〇という表現を使うといろいろ答えやすい」
「目を見るのが苦手なら、ネクタイの結び目ぐらいを見るといいよ」など、面接試験ならではの困ったへのアドバイスを受け、少しずつ自身をつけて本番に臨めたようです。
先日、「英検3級合格しました!」との嬉しい報告をもらいました。また、「次は、数学を頑張りたい」というAさんは、実用数学技能検定に挑戦するそうです。
明確な目的を持ち、それに向かって全力で学習に取り組んだ今回の経験が、これから進路を考え、そのために何か行動をするときの、Aさんの糧になるのだろうと思います。
【子どもの「やりたい」をカタチにするプロジェクト】
学習支援を通した関わりの中で、子どもの「やりたい」という声を聞いたり、潜在的に秘められた「やりたい」を見つけたりして、それらをカタチにしていくというものです。
これまでの「子どもの『やりたい』をカタチにするプロジェクト」の活動は、KacotamのWEBページ( https://kacotam.com/category/news_katachika )にて紹介しています。