「ギターのエフェクターを作ってみたい」ー【子どもの「やりたい」をカタチにするプロジェクト】

 

カコタム軽音部に参加していた高校生のAさんから、「ギターのエフェクターを作ってみたい」という声が上がったことから、「エフェクターを作ろう」企画を行いました。

エフェクターとは、エレキギターの音色を、スイッチひとつで変化させることのできる機械です。

市販品は高価ですが、電子工作の要領で比較的安価に自作することもできます。

ボランティアメンバーも初挑戦でしたが、Aさんの希望に応えるべく、電子工作が得意なメンバーが集まり、企画が実現しました。


まずは、外箱となるアルミケースを加工しました。

スイッチやツマミのレイアウトや全体のデザインを自由に決めた後、好きな色のラッカーで塗装を行いました。

何度も何度も重ね塗りをして、美しい色の外箱が完成しました。

 

続いて、基盤づくりを行いました。

ユニバーサル基盤に抵抗やコンデンサなどをはんだづけしていきます。

「はんだは中学の技術科以来!」と言っていたAさんですが、すぐにコツを覚え、スムーズに基盤を作っていきました。

作業は複数日におよびましたが、Aさんは毎回の作業をとても楽しみにしてくれていました。

最後に、基盤と外箱を接続し、接触不良箇所を修正したら、ようやく完成!


サウンドチェックと不良個所改善に想定以上に時間がかかってしまい、終わってみれば約半年におよぶプロジェクトになってしまいましたが、世界にひとつだけの、オリジナルエフェクターが完成し、Aさんはとても感激していました。

 


【子どもの「やりたい」をカタチにするプロジェクト】
学習支援を通した関わりの中で、子どもの「やりたい」という声を聞いたり、潜在的に秘められた「やりたい」を見つけたりして、それらをカタチにしていくというものです。

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